アクセルとブレーキの踏み間違いがオートマで頻発するのはなぜ?

踏み間違い オートマ

アクセルとブレーキの踏み間違いがオートマで頻発するのはなぜ?

東池袋自動車暴走死傷事故以降、高齢者の運転が問題視され、
高齢者のなかで運転免許証を自主返納する人が急増しました。

しかし、アクセルとブレーキを踏み間違える人は、高齢者だけでなく、
幅広い世代に存在します。
そのため、踏み間違え事故を起こさないために、マニュアル車を推奨する人もいます。

確かにマニュアル車なら、操作やクラッチの踏み離しが悪ければエンストを起こし、
車は停止しますが、オートマ車を利用している人はクラッチのない利便性からオートマ車を利用していることは否定できません。

なので、オートマ車を利用する人の利便性を無視して、マニュアル車を推奨するのは
間違った発想のように思えます。

重要なのはアクセルとブレーキの踏み間違いがオートマだとなぜ起こるか、と言うことです。

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アクセルとブレーキの踏み間違い事故が起きるたびに、取り上げられるのが左足ブレーキです。

左足ブレーキは、右足だけを使ってアクセルとブレーキを踏むから踏み間違いを起こすのだから、使っていない左足をブレーキようにすれば踏み間違いを起こさないという考えから取り上げられています。

しかし、1991年に「AT限定免許」が新設されるにあたって、オートマ車とマニュアル車の両方に乗る人が多かったことから、左足ブレーキの議論もたち消えとなりました。

「AT限定免許」と言いながら、オートマ車だと踏み間違いが起こりやすいマニュアル車に準じたペダル操作を推奨し、自動車教習所も右足でのアクセル・ブレーキ操作を教習生に教えています。

また、自動車メーカーも右足のみを使うアクセル・ブレーキ・フットレストの配置の車を生産し、左足ブレーキを使おうとすると、体のバランスが崩れる車種も多く存在しています。

なので左足ブレーキを使うなら、アクセルとブレーキの間隔、ブレーキとフットレストの位置を左ブレーキ用になおす必要があります。

僕は大学生になって初めての夏休み、アメリカの大学に英語の勉強に行きました。
そのとき、ホームスティしていた家の息子さんから左足ブレーキを教わりました。
それ以後、車の運転は左足ブレーキです。

最初は左足でブレーキを踏むとカックンしたり、アクセルとブレーキを同時に踏んだりしていました。
しかし、それにめげず練習を重ねていたら、ちゃんとできるようになりました。
今では、左足でブレーキを微妙にコントロールすることも、とっさのときの急ブレーキも右足をアクセルから離し、
左足でブレーキを思い切り強く踏むこともできるようになりました。

この間、右足のみでアクセルとブレーキの両方を操作できるかどうか試したところ、操作ミスがひどくて公道を走るのは到底不可能で危険だということがわかりました。
もうマニュアル車は運転できないし、運転することもないと思います。

高速道路で速度オーバー違反を1回した以外は30年以上無事故無違反の優良ドライバーなので、これからも左足ブレーキで行こうと改めて思いました。

左足ブレーキのメリットとデメリット

左足ブレーキのメリット

1.慣れると、的確にブレーキをかけられる
2.運転時の右足にかかる負担を減らせる
3.急な坂道発進も安全でスムーズに行うことができる
4.発進時やバック時にはクリーピングを利用できる
5.バック時、右足ブレーキより無理なく体を後方に向けられる

左足ブレーキのデメリット

1.ブレーキング中に右足がアクセルを踏むリスクがある
2.左足をブレーキペダルに乗せたままの半クチ状態になりやすく、ブレーキングランプ点灯の
危険性やクラッチ摩耗の原因となる
3.アクセルとブレーキを同時に踏むことでブレーキフルードが加熱するリスクがある
4.日本のオートマの場合、アクセル、ブレーキ、フットレストの配置からカーブ通過時や急ブ
レーキでは状態が不安定になりがちとなる
5.左足をフットレストに置いている場合、緊急時のブレーキを踏む速さは右足より遅くなる
6.左足ブレーキに慣れない間は踏み終わりを強く踏みすぎるカックンブレーキを起こしやすい

左足ブレーキのデメリットはすべて慣れで解消できます!

・ブレーキを踏むときは右足は踵を支点にして浮かすのがコツです。左足でブレーキを踏むと同
時に右足はアクセルから離す。これを体が覚えるまで練習してください。

・カーブ通過時や急ブレーキによる状態の不安定は座席に背中を付け、左足でブレーキペダルを
的確に踏み、右足はしっかり足裏を床に付け、両腕はハンドルを突っぱねる感じでしっかり持ち
ましょう。

これも体が覚えるまで練習してみてください。

左足ブレーキにすることで踏み間違い事故は起こらなくなります。
なぜそう断言できるのかといえば、前述したように私が実証済みだからです。

自動車の運転は、頭よりも体で覚えることが重要です。
状況に応じて何も考えずに感応できる運転スキルを磨いてほしいと思います。
また、車を運転するときは常に五感を働かせて注意力・集中力を保持するよう努めてください。

左足ブレーキがどうしてもできない人のための参考

踏み間違い対策としていろいろな補助装置がでています。

そこで、左足ブレーキにどうしても馴染めない人のために紹介しておきたいと思います。

・センサー検知方式の誤発進防止装置
ドライバーが必要以上にアクセルを踏んだ場合、警報と同時にエンジン出力を絞る事で急発進を防止する装置で、 衝突被害軽減ブレーキと一体または同一オプションパッケージとなっている物が大半です。
この装置の問題点は、障害物検知による誤発進抑制機能は10km/hもしくは15km/hの低速でのみ作動するようにプログラムされていることで、実用を考えると私的には未完成品と言えるように思います。

・シフト・ロック機構
1980年代、アメリカでアウディのAT車によるペダルの踏み間違い事故が多発しました。
そのため、アウディが解決策として発表したのが急激なアクセルを行った際に起こるキックダウンを自動的に抑えるシフト・ロック機構でした。
これもまた、車が停止するわけではないので、踏み間違い事故の防止にはなりえません。

・アクセル感知方式のご発信防止装置
自動車部品として、アクセルペダルの開度速度を感知し、低速時のアクセルの急踏込・べた踏込を検知した場合に、急ブレーキをかける・エンジンを停止するなどの機能を持った装置。
次の3社から売り出されています。

サン自動車工業 – S-DRIVE誤発進防止システム
ナンキ – STOPペダル
光テクノサービス – セフティドライビング・アシストシステム(SDAS)

この防止装置では、高速道路への進入や追い越しの際の急加速にも作動するのかどうかが問題になります。
サン自動車工業のS-DRIVE誤発進防止システムのサイトを見ると、このシステムの解除はスイッチのON-OFFで切り替えられることが明記されています。

ワンペダル
熊本県玉名市(旧岱明町)にある鉄工所ナルセ機材有限会社(ナルセきざい)が開発したペダル。
『本質安全』の装置として、アクセルを横押し機構にし、既存のアクセルペダルを撤去しブレーキペダルを改造する(加速させる為には、爪先を右横にひねる動作を行なう)ことで、ペダルの踏み間違いそのものを発生させないワンペダル方式となっている。
メーカー品より大きなブレーキペダル上に常に足を乗せて操作するため、加速中であってもペダルを踏み込めば、即・ブレーキ操作となる。
そのため結果的に、空走距離はほぼゼロとなり、通常ペダルより短い制動距離での車両停止が可能である。

まとめ

高齢者による踏み間違い事故が続いたことから、マスコミや世論では高齢者の免許返納を促進する動きがでています。
しかし、日本の右足のみを使う運転方法に問題はないのでしょうか?
この観点から、高齢者が安心・安全に運転できる方法を見てきました。

私は自分の体験から踏み間違いを起こさない左足ブレーキを推奨します。
そしてこの左足ブレーキが普及するためには、自動車メーカーがアクセルパダル、ブレーキペダル、フットレストの位置を左足ブレーキー用に作り変えた車種を出すことを望みます。

また、左足ブレーキができない高齢者のためにアクセル感知方式のご発信防止装置を取り付けるための補助金を自動車メーカー、地方公共団体、国などが新設することを希望します。

また、取り付けた場合は自動車税や保険の軽減もしてほしいですね。

以上、私なりの提言を書いてみました。
あなたはお読みになってどうお感じになったか、コメントいただければ嬉しいです。?

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